2005-01-01から1年間の記事一覧

エチュード 第24番 最初の8小節(2)

最初の8小節だけ抜き出して見たのが次の図です. この8小節は,曲全体のモチーフを提示している塊になっています.3オクターブを往復するパターンが 6 つ続いたあとに,2拍目に把持音を伴うアルペジオが2小節続いてます.1,4 および 2,5 の小節は全く同じで…

エチュード 第24番 できるのか編(1)

広域アルペジオの練習をして曲を眺めていたのですが,いっそショパンの曲で何か・・と思っていたら,ショパンのエチュード第24番が眼に入ってしまいました.じーっと眺めてみると,意外にも耳で聞くほどには難しくないかも?と大それたことを思ってしまった…

バラード 第4番 ヘ短調 作品 52

ショパンの4曲のバラードの中でも最高傑作といわれるこの曲は,1842年頃に作曲されたそうです.1842年といえば,日本はそろそろ幕末といわれる時期で,大塩平八郎の乱が起こったりした後に水野忠邦が登用され,天保の改革を実施しようとしたものの,わずか3…

バラードとスケルツォ

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ごく最近,NHK でスーパーピアノレッスン という番組をやってます.私は放送されてることを知らず,たまたまTVを付けてたらやっていてびっくり.食い入るように見入ってしまいました.最初に見たのがスケルツォ2番の練習シーンだったのですが,生徒さんが(…

技巧的な難しさと表現の難しさ

誰もが言うことですが,ピアノ曲(に限らず器楽曲全般)の演奏難易度というのは指運びが難しいという「技巧的」な難易度と,聞いた人が感動を覚えるような表情をつけて弾くことが難しいという「表現」の難易度と,二つあると思います.一般的には後者のほう…

ピアノ曲の演奏難易度への関心

この日記を訪れてくださる方のリンク元をみると,そのほとんどが Google の検索結果のページになっているようです.一番多い検索キーワードのが「ショパン」と「スケルツォ1番」(1番について紹介した覚えはないのに何故?)で,これが圧倒的多数.次いで…

作品インデックス

昔作っていたデータファイルからサルベージしてみました.全部の曲をちゃんと網羅しているわけではありません(ピアノ曲以外は抜けてるもの多数).主な目的は,紹介した曲に印をつけて,重複しないようにすることです・・ X +0+1+2+3+4 +5+6+7+8+9 00 *****…

エチュード 第24番 ハ短調 作品 25-12

作品 25 エチュード群の最後をかざる一曲です.曲全体を通して,うねるようなオクターブのアルペジオがえんえんと続いてます.同じアルペジオを主体としたエチュード1番とは違って,なんともいえない哀愁を感じさせる響きを感じさせるんですよね.波のような…

ショパンのエチュードへの挑戦

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今から10年くらい前に,ふと思い立ってひっそり始めてました.といっても,全曲弾いてやる!とかいう高尚なものではありません・・.その当時はまだ少なかった,MIDI データにしてみようという話です.データ化するにしても,とにかくよーく聴いて見なければ…

途方もなく間が・・

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あいてしまったのは,日記を入れていたPCが壊れてしまって,しばらくPC無しの生活が続いてたからです・・せっかく書いてたプログラムがすべてだめになってしまったのは痛いですねえ.あと,ピアノルームにエアコンがない&夏になると西日が厳しいもので,あ…