2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

MusicXML による悲愴ソナタ第一楽章(3)

先に挙げた例の,残りの部分についてみていくことにします. 複数声部の入力 ひとつの楽器の譜面のなかに,複数の声部があるときには backup, forward というブロックをつかって書き分けます.ピアノ譜のように,右手パートと左手パートというように,同じ楽…

予告

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10/28-11/8 はお休みの予定です.

幻想曲 ヘ短調 Op.49

1841年に作曲されたこの曲はショパンの絶頂期の作品であり,わたしの説明するまでもなく最高傑作のひとつとして数えられています.バラードとソナタ形式を足して2で割ったような曲想になっていますが,やはりどちらとも異なっています.バラードが基本的に3…

ショパンとレコード

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幻想即興曲に感銘をうけて半年ほどは,ショパンの曲でもいわゆるメジャーな曲(子犬のワルツや華麗なる大円舞曲など)しか知らない状態が続いていました.それというのも,またショパンの曲の演奏を聴く機会といえば,NHK の FM ラジオの放送か,教育テレビ…

MusicXML による悲愴ソナタ第一楽章(2)

今回は桁や付点のついた音符の扱いと,左手パートの入力方法について見ていくことにします. 高音部2〜5音目 桁や付点音符の混じった,2〜5音目を見ていきましょう.初音のデータで出ている新しいブロックとしては,dot, beam という二つのブロックがありま…

MusicXML による悲愴ソナタ第一楽章(1)

ここまでで,MusicXML の大まかな内容がわかってきた気もするので,悲愴ソナタの第一楽章の冒頭を Finale で打ち込んで,MusicXML ファイルとして Export して,中身を見ながら理解していくことにします. Finale 20…

MusicXML 再び (3)

次に,音符や休符などを実際に指定していく Note ブロックについてみていきます. Note ブロック Note ブロックはかなり複雑です.note 自体にいくつかの属性値を書くことができるようですが,ひとまずは使わずに譜面が書けるようなので,ここでは割愛します…

MusicXML 再び (2)

楽譜の構造に続いて,各パートの内部構造について見ていきます. Part の構造 score-partwise 形式の場合,スコアは part > measure > note (music-data) の順に階層化されます.music-data としては,次のブロックを書くことができます. note: 音符のデー…

MusicXML 再び

かなり前に譜面を作成するソフトを作ろうと思いたち,そのソフトで使うファイルフォーマットとして MusicXML (by Recordare) を使おうと決めていました.思い立ってから少し時間もすぎたので,MusicXML 関連の日本語の文書も増えているかと思ったのですが,…

一部画像の不調

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日記の一部に埋め込んでおいた画像の一部が,DNS に使っているサイトの不調やポリシー変更などで読めなくなっているようです.復旧を試みていますが,しばらくかかるかもしれません.あまり内容への影響はないかと思いますが…

少し復帰

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また数ヶ月ほど海外を放浪していて,大きく間があいてしまいました.これだけ期間があいても,まだちゃんと書けるんですね.再開できたらいいのですが…