ショパンのエチュードへの挑戦

今から10年くらい前に,ふと思い立ってひっそり始めてました.といっても,全曲弾いてやる!とかいう高尚なものではありません・・.その当時はまだ少なかった,MIDI データにしてみようという話です.

データ化するにしても,とにかくよーく聴いて見なければということで,当時すでに持っていたポリーニ先生の練習曲全集のCDをひたすら聴きました.聞きながら楽譜を目で追って,曲の感じをつかもうとがんばること数週間.さんざん聴いてると,やはり曲の好き嫌い(嫌いってことは無いけど・・)というのが出てくるものですねえ.有名な「別れの曲」「木枯らし」「革命」「黒鍵」あたりは別として,中でもとくに気に入ったのは作品12-1ハ長調と,作品25-12ハ短調でした.

どちらの曲もアルペジオをひたすらきれいに響かせて聞かせる曲なんですが,どうにも私はこういうタイプの曲が好きらしいです(弾けないのに).しかも作品10-1ハ長調はCDの最も最初にあり,逆に作品25-12ハ短調はCDの最後にあって,とても印象的なんですよね.というわけで,がんばって 10-1 は入力したのですが・・ 25-12 まで気合いが続きませんでした.そんな懺悔も含めて(?)25-12 を紹介したいと思います.