悲愴ソナタの練習(多分2)

hypersigma2004-05-13


第一楽章再現部の後半,変形された高速八分音符観音開き旋律(勝手に命名)の出てくる最後のところに,図で示したような譜面がでてきます.この譜面,見た目以上に意外にやっかいで(わたしには),赤で囲った音符を弾くのがかなり苦手です.特に3つ目の左手小指で弾くべき F 音とその2つあと人差し指で弾く C 音を,90% 以上の確率ではずしてしまいます.ここは後半の盛り上がる部分なので,何としてもはずしたくないところなのですが…

難しい原因は,直前の A♭ 音から F 音まで 10 度飛んでること(小指の着地点を指が覚えてない)と,F - C を 1 - 2 の指使いで弾くことに慣れてないこと(4度の開き具合を指が覚えてないこと)なんですよね.まあ,分かってたら練習してそれを克服すればいいわけなんですが.結局,昨日は30分くらいこればっかりやってました.赤で囲んである最初の C の音は 3 の指で弾くと辛いので,途中で 4 で弾くように変えたりしつつ,跳躍と音形を指に覚えこませていきます.

しつこくやってると,いずれ弾けるようになるというのがピアノのいいところなんですよね.重点練習の結果,失敗率が 90% から 30% くらいには下がったかも.