幻想即興曲 嬰ハ短調 作品 66

この曲はあまりに有名すぎて,わたしが口を挟む余地はなさそうです.ひとつ言うならば,この曲は同時に鳴らす音がだいたい2〜3音で固定されているので,むかしむかしの3音しか出せない貧弱なパソコンでも演奏させることができました(これについては後述する予定です).練習するときも,旋律の確認にパソコンを使った覚えがあります.



この曲は,最初に演奏を聞いてから3年ほどかかって,最初から最後まで「楽譜に並んでいる音符の通りに押せる」ようにはなりました.しかし,とてもではないですが人に聞かせられません….むちゃくちゃ難しい曲だと勝手に思っていたわけなんですが,実はこれピアノをある程度弾ける人なら,それなりに弾けてしまう曲だったんですよね.それを後で知って,かなりショックでしたが…

練習する上ででは,やはりリズムが左右の手で異なることがかなりの障害にはなりました.1小節進むのに1週間くらいかかることもあって,本当にこれ最後まで弾けるの!?とか思ったことも何度もあります.最後は,結局気合だけで乗り切ったわけですが.いつか,人に聞かせられるくらいには弾けるようになりたいものです.