悲愴ソナタの練習(3かも)

hypersigma2004-05-19


展開部の途中に,図に挙げたような譜面があります.右手パートの青で囲った部分に,1の指で音を保持しながら2,3,4の指でトリルを弾くように指示された場所がありますよね.具体的には1の指でCを押したまま,3 でE♭,4でF,2でD音を弾くようになっています.この2のD音をまともに弾くのが異常に難しい!(わたしだけ?)そもそも,トリルの3-4 自体,弱い指で弾くので難しいのに,1の指が固定されたままなのでさらに難しくなっています.密かに,この曲で実は最も運指が難しいんではないかと思ってたりします(演奏そのものも難しい場所ですが).

トリルの反復回数も,1回か2回で悩むところです(1回では反復といいませんが・・).CD 聴くと2回反復ぽいです.例えばアシュケナージ先生の速度で弾いた場合,わたしは1回分しか指が動きません.多分「E♭FE♭FDE♭」が正し感じです.でも,わたしはかなりごまかして「E♭FDE♭」とか弾いてます.これでは,トリルよりターンに近い感じになってしまいますけど・・.まあ,もう少しゆっくり弾けということでしょうか.

さらに追い討ちをかけるのが,左手の G 音を保持したまま 1オクターヴ下の F♯ 音を弾け!という指示です.手が小さいわたしとしては,ここはなかなかきついです.よりによって,ここでこんな跳躍+手広げがこなくてもいいのに.しかもこの譜面,1回では飽き足らず,この後にさらに3回も同じ運指をする箇所がでてきます.要修行ということですか・・.

未だにここは,うまく弾けてない場所のひとつだったりします.