ピアノソナタ「悲愴」作品13
「今の演奏技術で弾けそうでなおかつ好きな名曲」という条件で選ぶと,ピアノソナタ悲愴くらいしか思いつきませんでした.ショパンというタイトルのくせに,ベートーベンの曲を選んでいるあたり何ともいえないのですが….なんといってもショパンの曲は総じて(わたしには)難しすぎです.小犬のワルツとか,前奏曲から1曲選んでみるとか,マズルカから簡単なのを選ぶとか,そういう方向性もあるにはあります.でも,今まで無理やりショパンの曲を選んでは玉砕してきた歴史を踏まえ,あえてここは古典派の堅めのソナタにしてみました.この曲については,素人のわたしが説明するのは僭越というものでしょう.詳しい解説のあるURLを挙げて逃げます.
- 曲の解説
- 曲のデータ
- 譜面 (by Sheet Music Archive)
- 曲のデータ.多すぎて分かりにくいですが,Piano Sonatas のリスト中にある Sonata No.8 in C-, Op.13 'Pathetique' がそれ.
発表された当時としては斬新な曲だったそうですが,今聞いても面白い曲だと思います.特に,第一楽章の序奏と主題の対比が面白いですね.出だしいきなり激しく挫折→復活して徐々に快走→いきなり再度挫折→ひねくれて迷走→パワーUPして復活快走→最後の試練(挫折)→力強く復活,というようなストーリーを(勝手に)感じます.